家庭菜園でのコマツナの栽培方法、作り方を紹介します。
できるだけ簡単に手間なくおいしいコマツナを作る方法です。
プランターでも簡単に作れますよ。
【コマツナの栽培方法】初心者におすすめの野菜
コマツナは、比較的作りやすい野菜で、連作もできるし、真冬以外なら、いつでも作れるというおすすめの野菜です。
もともとコマツナという名前は、徳川8代将軍徳川吉宗がつけたそうです。
鷹狩をしていた吉宗が、地元で採れた青菜入りの汁を飲んで、たいそう気に入った吉宗がその土地「小松川」から小松菜と名付けたそうですよ。
コマツナは、ミネラルとビタミンの宝庫と呼ばれます。
ビタミンAやビタミンCだけでなく、カルシウムや鉄分も豊富に含まれています。
よくホウレンソウと比べられますが、含有量はコマツナの方が勝っています。
さらにアクが少なく、調理しやすい野菜です。
栄養価だけではありません。
連作障害もなく、どんな土でもよく育ちます。
菜園の空きスペースに種をまく程度でも十分育ちます。
プランターもばっちりです。
また栽培期間も短く、
夏場なら1ヶ月、冬でも2、3ヶ月で食べられます。
【コマツナの栽培方法】コマツナの種まき
コマツナはタネから作ります。
かつてコマツナは、冬から春にかけての野菜でした。
しかし品種改良がすすみ、今では年中楽しめます(真冬の種まきだけはできません)。
ただし、春夏用の種と、秋冬用では種が違うので注意が必要です。
中でも、春まきは、トウが立ちやすく、夏まきは病害虫の被害にあいやすいので9月〜10月ぐらいの秋まきが特におすすめです。
1週間前ぐらいに堆肥と鶏ふんをまぜて、耕します。
種のまき方は、バラまきかスジまきです。
スジまきは、10センチ間隔ぐらいにミゾを付けてミゾに沿ってタネをまきます。
バラまきは、全体にまんべんなくまきます。
コマツナは、発芽率がとても良いので、あまり厚くならないように、注意して下さい。
1センチぐらい上から土をかけて、水を与えて・・・
5日ぐらいで発芽しますよ。
【コマツナの栽培方法】プランターの場合
コマツナをプランターで栽培する場合は、最初の苦土石灰や肥料は特にいりません。
ホームセンターで野菜栽培用の土を買って使いましょう。
コマツナは根が深く張らない野菜なので、プランターは浅いタイプのものでOKです。
それよりは、できるだけ表面積が大きいプランターを選びましょう。
収穫量が増えますよ。
【コマツナの栽培方法】コマツナの中耕・除草
コマツナの草丈が大きくなるまでは、雑草との戦いです。
気付いた時に、こまめに棒や指で雑草をかきます。
こうする事で雑草除草はもちろんですが、中耕もできます。
追肥をするなら中耕の時に、このスジに肥料をまいてかいてください。
液肥がおすすめです。
この時期、成長を見て間引きもするのが基本ですが、私はコマツナの場合間引きはしません。
経験的にコマツナは、間引きしなくても大丈夫です。
このまま草丈が15センチぐらいになったコマツナから順次収穫します。
【コマツナの栽培方法】コマツナは害虫に注意!
そして、必ず害虫が登場(笑)しますから、注意です。
コマツナは病気よりも、害虫でやられる方が圧倒的に多いです。
特に肥料をやると虫がつきやすくなります。
農薬を使う方法も有効ですが、家庭菜園では虫は眼でみつけ駆除する方が安心です。
私は農薬は使いません。
よほどダメージを受けてしまった葉は仕方ありませんが、少しだけなら切り取って食べれますよ。
コマツナは、大きさにより味が変わります。
成長途中でダメージを受けたものや間引きしたものは、ベビーリーフとしてサラダにすることもできますからね。
【コマツナの栽培方法】コマツナの収穫
コマツナの草丈が15〜20センチぐらいになったら、収穫です。
頃合いの良い株から、間引きの感覚で収穫します。
上の写真が収穫前、下が収穫後です。
このように間引き感覚で収穫すると、長い間収穫が楽しめます。
ホウレン草ほど根が深く伸びていませんので、そのまま垂直に引き抜いて、ハサミで根の部分をカットしましょう。
すべてを収穫せずに「トウ立菜」で食べてもいいですね。
この場合は、トウが立ったらポキポキ折って収穫します。
写真はコマツナの和え物です。美味しいです。