家庭菜園でのネギの栽培方法、プランターでもできる作り方を画像付きで紹介します。
できるだけ簡単に手間なくおいしいネギを作る方法です。
【ネギの栽培方法】植付け
ネギは種からも作れますが、ナマケモノの僕としては、断然苗からです。
その方がラクですし、失敗がありません。
ネギは酸性の土を嫌いますので、植えつける1週間前ぐらいに必ず、苦土石灰をまいてよく耕してください。
植え方ですが、植え溝を掘って、元肥(堆肥・鶏フンなど)を入れて、1本ずつ植えつけます。
直角に立てて植えつけようとしても、ネギ苗は長く柔らかいので倒れやすいので、下の写真のようにナナメに寝かすように植えつけるとラクですよ。
あとあとの作業もやりやすくなりますので、おすすめです。
植え付け後、乾燥しないように注意です。
心配なら、ネギ苗の根元にワラや刈草を敷いておくといいです。
ネギ苗が根付くと、下の写真のように葉が上向きに立ちます。
こうなればまず一安心です。
【ネギの栽培方法】プランターの場合
ネギをプランターで栽培する場合は、土はホームセンターで売っている野菜栽培用の土でOKです。
プランターですが、葉ネギなら通常のプランターでOKです。
しかし長ネギの場合はプランターよりも、厚手の紙でできた米袋やごみ袋をおすすめします。
かなり丈夫なので、これに土を入れることで深いプランターになります。
植え付けは寝かさずに最初から立てるイメージで植え付けてください。
【ネギの栽培方法】ネギ栽培の裏技
まず、ネギ栽培の裏技テクニックを・・・
ネギはユリ科の野菜で、ウリ科の野菜と相性がよいとされています。
ですから、キュウリなどの野菜の横で育てると土が活性化されます!
土のなかの微生物の種類が豊富になり、障害が少なくなるためです。
もうひとつ、裏技を・・・
20センチほどの乾燥したネギ苗が、麻紐でしばって園芸店に売られていることがあります。
でも、これを買うなら、スーパーでネギを買った方がお得です。
ネギは生命力が強いので販売しているネギでも、根の付いたものであれば同じことができてしまうんです。
根から上7~8センチほど残し切り落とします。
根のついた下部を畑に植えると苗と同じように成長します。
すごいでしょ。
【ネギの栽培方法】土寄せ
ネギ苗の成長に合わせて土寄せをします。
簡単に言うと、ネギ苗を埋めていくようにするんです。
この土寄せによって、もともとナナメに寝かしながら植え付けていたネギが・・・
だんだん根元が埋められて、直角に立っていきます。
写真は1回目の土寄せの後です。
その伸びた分を土寄せでまた埋めていくのです。
一度にたくさん土を寄せ過ぎると、枯れてしまうので注意です!
だいたい収穫までには、この土寄せを3〜4回は行います。
そしてそのつど、追肥します。
生育途中でこんなのが出来てしまったら・・・
ハサミで切っちゃいましょう。
ちなみにこれは「ネギ坊主」と言います。
引き続き、乾燥に注意してください。
【ネギの栽培方法】成長期
ネギもだいぶ大きくなってきました。
近寄って見ると(下の写真)よくわかります。
数回の土寄せと追肥のおかげです。
収穫までもうすぐです。
【ネギの栽培方法】収穫
さあ、いよいよ収穫です。
うねの片側から、茎を痛めないように、掘り下げます。
緑の葉の部分を持って、引き抜く感じで収穫します。
この時、あまり無理に引っ張らないように、
キツければ、もう少し掘り下げてから再度挑戦して下さい。
収穫後は、土の付いたままでいいです。
新聞紙にくるむか、ヒモで縛って、立てて保存してください。
「立てて」がポイントですよ。
ネギはいろいろな食事に使えますから、重宝しますよね。
ちなみに、ネギの白い部分より、葉の緑の部分の方が、栄養があります。