相性の良い野菜の組み合わせによる栽培(輪作)で病害虫も減らせます!

相性の良い野菜の組み合わせによる栽培(輪作)で病害虫も減らせます!家庭菜園 野菜作りの基礎知識

野菜には「連作障害」という野菜同士の悪い相性の関係があります。
が、逆に相性の良い野菜もあるんです。

今回はこの相性の良い野菜の組み合わせによる栽培(輪作)のお話しをします。

ここを理解すると、病害虫も減らせて、毎年おいしい野菜が作れるよになりますよ!

 

野菜の輪作とは?

輪作(相性の良い野菜)の組み合わせ

野菜には「連作障害」という野菜同士の悪い相性の関係があります。

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が、逆に相性の良い野菜もあるんです。

 
この野菜同志の組み合わせで輪作(続けて野菜を作ること)すれば、連作障害は防げますし、畑の土にも良い影響を与えます。

栽培する作物を周期的に変えることで土壌の栄養バランスが取れ、収穫量・品質が向上する。
これにより、連作での病原体・害虫などによる収穫量・品質の低下の問題を防ぐことが出来る。
1サイクルは通常5年ほどだが、10年近い場合もある。

病害虫も減らせますので、まさに一石二鳥なのです!

 

相性の良い野菜の組み合わせ

なぜ良い影響が出るのかは、たいへん深く専門的なお話になるので、そんな理由よりも下記の良い組み合わせだけ覚えておいて下さい(笑)

・ ナス科の野菜の後 ⇒ アブラナ科・ウリ科・イネ科の野菜
・ アブラナ科の野菜の後 ⇒ ユリ科・マメ科の野菜
・ ウリ科の野菜の後 ⇒ イネ科・ユリ科の野菜

 
基本的には、同じ科の野菜は続けて植えません。
悪影響がでるからです。

アブラナ科  コマツナ・キャベツ・ブロッコリー・ハクサイ・大根・カブ
ナス科  トマト・ナス・ピーマン・じゃがいも
ウリ科  キュウリ・スイカ・かぼちゃ
マメ科  エダマメ・インゲン・エンドウ
ユリ科 ネギ・タマネギ
セリ科  にんじん
キク科 レタス
イネ科  トウモロコシ
バラ科  イチゴ
アカザ科 ほうれんそう
ヒルガオ科  サツマイモ

 

これを覚えておくと、野菜を収穫した後に、次はなんの野菜を植えればいいか判断できます。

例えば、ジャガイモを収穫した後には、
アブラナ科・ウリ科・イネ科の野菜を植えれば良い事になりますね。

 
連作障害を管理するには畑地図を作ると便利です。

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