家庭菜園やプランターでのサツマイモの栽培、作り方を紹介します。
できるだけ簡単に手間なくおいしいサツマイモを作る方法です。
サツマイモは場所を工夫することでベランダなどでも栽培できますよ。
【サツマイモの栽培方法】栽培準備
サツマイモは連作もできますし、病気や害虫にもでにくく作りやすい野菜です。
肥料もほとんどいらないので、ナマケモノの私にはピッタリなんです。
準備として、畑を耕しますが、酸性の土を好むので苦土石灰はいりませんし、
元肥もいりません。
下の写真では、わかりにくいですが、うね(凸の部分)を高く作ります。
理由は土の中に空気がよく入るようにする為です。
【サツマイモの栽培方法】プランターの場合
サツマイモをプランターで栽培する場合は、なるべく大きく深いプランターを選んでください。
その分、土もたくさん必要になります。
イメージ的には畑では横に広がって成長していくイメージですが、プランターの場合は上下に伸ばしていくイメージです。
なので伸びた茎を支える支柱が必要になります。
ベランダであれば、ベランダの格子をうまく利用するのもアリです。
【サツマイモの栽培方法】苗の植え付け
植えるのは苗から。
なるべく茎の太い丈夫なモノを選びましょう。
植えつける前に畑にたっぷりと水を与えて、下の写真のように植えます。
苗同士の間隔は30センチぐらいでいいと思います。
プランターの場合はもっと狭くても良いです。
苗の写真でもわかるとおり、最初は根が生えていない状態です。
とにかく乾燥させないように、コマメに水を与えてください。
ココが超簡単野菜、サツマイモの唯一の難しい所です。
【サツマイモの栽培方法】つるおこし
上のように植えたサツマイモの苗から、下の写真のように新しく葉がでてきたら、うまく根付いた証拠です。
そして段々つるが伸びて成長していくのですが、
ここで気をつけなければならない事がひとつ。
つるが伸びていく過程で、ほおっておくと、新しい根をつけてしまいます。
そうするとイモが大きくならないので、つるを持ち上げ根を地面からはがします。
これを「つるおこし」と言います。
収穫までに2、3回はやることになります。
【サツマイモの栽培方法】プランターの場合
サツマイモのプランター栽培の場合、この「つる」を横ではなく上に伸ばします。
支柱やベランダの格子、フェンスなどうまく使えるものがあれば利用してください。
サツマイモのプランター栽培の場合、つるおこし作業は必要ありません。
【サツマイモの栽培方法】追肥と試し堀り
つるおこしを何度かやり、9月になるとイモはグングン大きくなります。
以前、お話したようにサツマイモは、肥料分の少ない土を好みます。
なので、生育を見ながら、もし必要であれば、草木灰を与えます。
余談ですが、長年野菜を作ってチッ素分が多い土壌だと、葉っぱばかり茂って、肝心にイモが大きくなりません。
これを「ツルボケ」と言います(地方によって呼び名が違うかも)
生育状態や収穫時期を見極めるには、試し掘りが一番確実です。
上記のように、試しに一部だけ、丁寧に掘り起こします。
様子を見てまた元に戻しましょう。
もうじき収穫ですよ。
【サツマイモの栽培方法】サツマイモの収穫
サツマイモは10〜11月が収穫時期です。
試し掘りをして、収穫日を決めましょう。
この時、晴れの日が続いた乾燥した日にすると良いです。
土が湿っていると掘り起こすのが、大変だからです。
それから、たくさんのツルや葉が出ますので、覚悟?しておいて下さい(笑)
こんなになります。
先のとがったシャベルなどで、サツマイモを傷つけないように注意して、掘り残しのないように収穫しましょう。
土のついたままでいいので、少し日に当ててから保存して下さい。
さあ、何にして食べますか?
最高の瞬間ですね。